神奈川公立高校入試のインフル救済策「追検査」の概要や注意点まとめ

みなさんこんにちは。

今回は神奈川県公立高校入学者選抜の「追検査」について解説します。

この追検査は、平成30年度(2018年2月実施)から新たに導入されたものですが、利用する人が少なく実態はあまりよく知られていません。

しかし、受検する可能性は誰にでもあります。要点をしっかりとおさえて、万が一の時のために確認しておきましょう。

注意
ここでは、一般募集共通選抜における追検査を中心に扱っています。特別募集(足柄高等学校特別募集を除く。)、中途退学者募集および別科における追検査とは日程や会場などが異なります。必ず募集案内や志願のてびきなどで確認してください。

そもそも追検査とは?

みなさんは追検査がどのようなものかご存知ですか?

簡単に言うと、
インフルエンザにかかってしまった場合など、やむを得ない理由で学力検査を受けられない人のために用意された検査
のことです。

つまり、インフル患者救済策です。神奈川県の入学者選抜はインフル流行真っ只中の2月中旬に行われますから、インフル予防に気を使わなければならない本番直前の受検者や保護者の精神面にとっては優しいお話です。

難易度は本検査と同程度とされていますが、実際にはバラつきがあります。その年の問題が難しいかどうかは本検査と同じく受けてみないと分かりません。

また、追検査は本検査の次の週に実施されます。

追検査の注意点

本検査から追検査までは約1週間あるので、「追検査を受けた方が長く勉強できるから得じゃん!」と思う人もいるかもしれません。

しかし、追検査には大きなデメリットとなりうる注意点がいくつかあることも覚えておきましょう。

1.面接・特色検査は受けられない

追検査では、原則として学力検査のみ(学力検査の代わりに作文を実施している高校は作文のみ)実施されます。一部の学校を除いて面接や特色検査を受けることはできません。

つまり、本検査で面接や特色検査を受けられなかった場合、その後の救済策はないということです。

MEMO
連携募集(県立光陵高等学校は除く。)および足柄高等学校特別募集における追検査のみ、面接も行われます。

2.会場はひとつだけ

平成31年度一般募集共通選抜の追検査は県立横浜修悠館高等学校のみで行われます。今のところ、その他の会場は設定されていません。

注意
平成30年度(2018年2月実施)と会場が異なります。間違えないように気をつけましょう。

横浜修悠館高校は相鉄いずみ野線や横浜市営地下鉄ブルーライン、小田急江ノ島線などが近くを通っており、県内のどこから出発してもだいたい1時間以内(+家から最寄り駅までの所要時間)で到着できる比較的アクセスの良い場所です。(例外として三浦半島の先端からは1時間半くらいかかりますが、それでも近い!)

また、遠方からの受検者に配慮して、検査の開始時間は本検査よりも遅く設定されています。

しかし、追検査を受けることになった場合、行ったことのない場所に乗ったことのない電車で行かなければならない人も多いでしょう。当日、道に迷って会場にたどり着けないというリスクもあります。

もし、追検査を受けることが決まったら、保護者の方が、検査日までの1週間の間に一度会場までのルートを下見して、注意点などを本人に伝えておくのもアリかもしれません。

MEMO
追検査を希望する人数が多ければ追加で会場が設定されることもありえますが、平成30年度(2018年2月実施)の希望者が75人だったことを踏まえると、その可能性は低いでしょう。
MEMO
連携募集(県立光陵高等学校は除く。)および足柄高等学校特別募集における追検査はそれぞれの高校で行われます。

3.過去問がない

正確には「あるにはあるが、手に入りにくい」です。

神奈川県の追検査の過去問は出版されていません。また、平成30年度(2018年2月実施)の追検査のときは、本検査のように新聞に問題が載ることはありませんでした。

つまり、追検査の問題がどんなものかを確認することは難しいのです。

MEMO
ひとつだけ手に入れる方法があります。しかし、現在も入手可能かどうかは分かりません。もしかしたらこの方法で問題を手に入れた塾や予備校では、簡単に入手可能なのかもしれません。 神奈川県公立高校入学者選抜追検査の過去問の入手方法

とは言っても、問題形式は本検査の学力検査とほぼ同じですから、過去問を確認できないからといってそこまで心配する必要もないでしょう。

4.手続き

これが一番厄介かもしれません。次のページで詳しくご紹介します。