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神奈川県の通信制公立高校 横浜修悠館高校と厚木清南高校の特徴

この記事では、通信制高校の横浜修悠館高校と厚木清南高校についてまとめています。

通信制とは

まず、通信制とは何かをご説明します。

3課程のうちの一つ

公立高校157校のうち、全日制を設置しているものが153校、定時制を設置しているものが28校、通信制を設置しているものが2校

神奈川県の公立高等学校(2018年4月時点)

「通信制」というのは高等学校の課程のひとつです。神奈川県の公立高校にはほかに「全日制」と「定時制」の課程があります。

全日制高校や定時制高校では、小学校や中学校と同様に学校での授業を中心に学習を進めていきますが、通信制高校では、通信教育を中心に学習を進めます。

全日制・定時制は学校での授業、通信制は通信教育を用いて学習を進める

通信教育のしくみ

通信教育では、報告課題(レポート)を郵送で提出し、先生の添削を受けます。添削されたレポートは自宅に送り返され、合格するまで何度でも再提出が可能です。進研ゼミの赤ペン先生のようなものといったらイメージがしやすいでしょうか。

通信教育とはいっても、年に決められた回数だけ登校し(スクーリング)、年2回のテストを受ける必要があります。

レポート学習とスクーリング、年2回のテスト

横浜修悠館高校の1年の流れ

卒業には74以上の単位の修得が必要です。年間に修得できるのは最大30単位です。したがって、学習の仕方によっては全日制と同じく3年で卒業することができます。

授業内容、卒業時に与えられる資格は全日制と変わりません。

こんな人向き

  • 夢を実現するために通信制のしくみを活用したい
  • 少し時間がかかってもあきらめずに頑張りたい
  • 今まで学校に行けなかったけど思いっきり学びたい(さまざまな年代の生徒がいます)

神奈川県の通信制高校

神奈川県内には通信制を置く公立高校が2校あります。一つは横浜修悠館高校。もう一つは厚木清南高校です。今回はこの2校を、特に大きな違いであるスクーリングに注目して見ていきましょう。

横浜修悠館高校

所在地:横浜市泉区和泉町2563番地
創立 :2008年4月
生徒数:2092人(2018年5月)
学級数:32(2018年5月)

設置されているのは通信制の課程のみで、全日制や定時制の課程はありません。そのため、施設をゆったり使うことができ、さまざまな年代の方が学んでいます。

3つの学習形態

横浜修悠館高校での学び方はスクーリングの受け方によって平日講座・日曜講座・IT講座の3種類に分かれます。これらの学習形態は科目によって使い分けることができます。

平日講座

平日の月曜日から木曜日に時間割を組んで登校します。毎日登校し、スクーリングを受けながらレポートを学校で仕上げていきます。授業の時間数は全日制の半分ほどです。レポートの提出・返却は郵便で行います。

日曜講座

日曜日に登校し、スクーリングを受けます。自宅でレポートを仕上げ、郵便で提出・返却を行います。

IT講座

自学自習が基本の講座です。郵便またはインターネット上でレポートの提出・返却を行います。スクーリングは実際に登校するものと、インターネット上で行うものがあります。

インターネット上で行うスクーリングでは、学校のeラーニングシステムから、登録した科目のコンテンツを視聴します。東進やスタディサプリのようなものといったらイメージしやすいでしょうか。

なお、出席すべきスクーリング数は決まっており、全く登校せずに単位を修得することはできません。


厳しく指導

横浜修悠館高校では、落ち着いた学習環境を守るため、規則を守ることを厳しく指導されます。

  • レポート、教科書、筆記用具を持参しない生徒はスクーリングに出席できない
  • 5分以上の遅刻は出席と認めない

といった決まりがあります。しかし、当たり前のことができていれば、特に問題はありません。

厚木清南高校

所在地:厚木市岡田1丁目12番1号
創立 :2004年11月
開校 :2005年4月
生徒数:821人(通信制、2018年5月)
学級数:17(通信制、2018年5月)

通信制のほかに全日制と定時制も設置されており、全国で唯一の3課程一体の単位制普通科高校です。

多彩な登校機会

厚木清南高校のスクーリングは、一斉講義型の日曜スクーリングのほか、個別に面接指導を受けられる教科スクーリングなど、様々な種類があります。

日曜スクーリング

月3回ほど、年間18回、日曜日に1日6時間の一斉講義型で行われます。

教科スクーリング

火曜日に年間18回設定されており、個人指導の形で教科の面接指導を受けられます。

夜間スクーリング

金曜日に年間7回設定されており、夕方から夜にかけて、個人指導の形で教科の面接指導を受けられます。

春季基礎スクーリング

国数英の基礎学力が不足している新入生を対象として4月に6回実施されます。

その他のしくみ

通信制の2校にはほかにも以下のような仕組みがあります。

学校外活動での単位取得

厚木清南高校では、高専連携校の岩谷学園、町田・デザイン専門学校、かなテクカレッジ西部の講座への出席、ボランティア活動や就業体験への参加を通して、単位を取得することができます。

横浜修悠館高校にも同じような仕組みがあります。

教科書等給付制度

有職者(パートやアルバイトの場合は90日間以上の勤務)等には教科書代が後日還付される制度があります。

託児サービス

幼児を持つ方の学習を支援するサービスがあります。

授業料など

※平成31年度入学者の額です。

通信制高校は入学検定料、入学料は無料です。また、授業料は1単位あたり350円です(平日講座は700円)。

通信制課程の卒業に必要な単位は74単位以上ですので、仮に74単位を取得すると、授業料は350×74=25,900(円)となります。

この他に、教材費や生徒会費なども必要になります。

入学するには

2月に行われる共通選抜または3月に行われる定通分割選抜を受検します。共通選抜では定員の80%、定通分割選抜では定員の20%を募集します。定通分割選抜は二次募集も行われます。

検査では作文が課されますが、学力検査、面接は行われません。

通信制の募集定員は横浜修悠館高校と厚木清南高校あわせて1,520人ですが、入学する人は毎年500人いかない程度です。

神奈川県は定員内不合格は出しませんので、通信制高校は入学資格を持つ人なら誰でも入学することができるということになります。

まとめ

この記事では通信制の公立高校について、スクーリングに注目しながら見てきました。この記事で分からなかったことは各高校のホームページで調べてみましょう。

参考 横浜修悠館高校 参考 厚木清南高校

私立の通信制

また、神奈川県にはこの2校以外にも、4校の通信制私立高校があります。ぜひそちらもチェックしてみましょう。

参考 清心女子高校(学)大谷学園 参考 秀英高校(学)大谷学園 参考 厚木中央高校(学)鈴木学園 参考 柏木学園高校(学)柏木学園